ニキビ・ニキビ痕
美容診療
ニキビ・ニキビ痕
ニキビは、思春期だけのお悩みではなく、大人のニキビ(アダルトニキビ)にお悩みの方も最近増えています。
炎症がひどいニキビはニキビ痕となって赤みやへこみを残してしまうことがあります。
ニキビ痕に悩まないために、適切なニキビ治療が大切です。
ニキビの保険診療
最近は、保険治療でも有効なお薬が増えてきました。
保険診療では外用・内服(抗生剤・ビタミン剤・漢方)を処方します。化膿したにきびは、処置(面皰圧出)やダイオードレーザーの局所照射などで早めに治してしまいましょう。
それでもなかなかおさまらない場合、早く治したい場合には、化粧品やアクネショットなどの美容施術もご案内いたします。
ニキビ痕の赤み
ニキビやニキビ痕の赤みにはVビームIIが効果的です。
照射し、血液中のヘモグロビンに選択的に熱を加えることにより、赤みを改善することができます。さらに皮脂分泌を抑制する効果があり、アクネ菌の増殖を抑制するため、化膿したニキビにも効果があります。
症状にあわせて、保険診療による投薬も行います。
またニキビ痕の赤みには、ビタミンCを多く含む適切な化粧品やエンビロン・ポリッシングトリートメント、エレクトロポレーション、炎症性のにきびにはダイオードレーザーの局所照射(アクネショット)、なども効果的です。
ニキビ痕の凹凸
ダーマペンやメソガン(MPガン)、ヒアルロン酸(ボライト注入)、ジュベルックなどが有効です。
スピーディかつ均一に薬液を皮下に細かく注入できる機器です。薬剤の効果に加え、針の刺激により自然治癒力(創傷治癒力)が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで、肌のキメを整え、毛穴の引き締めや肌質改善の効果も期待できます。使用薬剤によって効果も異なりますのでお気軽に医師までご相談ください。
ニキビ痕などのへこみ
ニキビ痕などのへこみにはジュベルックの局所注射が有効です。
ポリ乳酸(PDLLA)」と「非架橋ヒアルロン酸」という成分を含んだ薬剤で、コラーゲン生成を促進する働きや、肌の保水力をアップさせるような働きがあります。施術後1~2年ほどかけてゆっくりと水と二酸化炭素に分解されるため、持続的な効果が期待できます。手術用縫合糸などの用途で承認されている安全性の高い成分で、近年美容医療において注目を集めています。ポリ乳酸の働きで、2~3回程度の注入から徐々に効果が出てきます。1か所のにきび痕やきずあとの凹みから顔全体の注射まで幅広く対応可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
重症なニキビ
重症なにきびでお悩みの方はイソトレチノイン、ピル(マーベロン)が有効です。
ビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症のニキビに対して効果がありますが厚生労働省の承認が取れていないため、保険が適応されません。また治療が受けられない方や副作用などございますので詳しくは医師までご相談ください。
ホルモンの影響が強く従来の治療で改善しない女性のニキビに対し、低用量ピルで黄体ホルモンの働きを抑制し、ニキビを改善を目指す治療です。副作用も少ないとされており、スピロノラクトン内服を併用するとよりさらに効果が出やすいですのでお勧めです。
▼ 主な治療方法
ニキビ・ニキビ痕の赤み
スピロノラクトン、VビームⅡ・ケミカルピーリング・エンビロントリートメント・エレクトロポレーション・アクネケア・アクネショット・ゼオスキン
ニキビ痕の凹み
メソガン(MPガン)・ジュベルック・ダーマペン4・REVS PRO32(レブスプロ32)など
重症なニキビ