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低用量ピル(マーベロン)
治療法・機器別

低用量ピル(マーベロン)

低用量ピル(マーベロン)

 

従来の治療で改善しない女性の方へ

低用量ピルで黄体ホルモンの働きを抑制し、
ニキビを改善を目指す治療

 

生理前に悪化しやすい、生理不順があるなど性ホルモンの影響が強く従来の治療で改善しない女性のニキビに対し、低用量ピルで黄体ホルモンの働きを抑制し、ニキビを改善を目指す治療です。

マーベロンは、他の低用量ピルに比べ、ニキビの一時的な悪化が起こることが少なく、副作用も大変少ないとされています。

スピロノラクトン内服を併用するとよりさらに効果が出やすいですのでお勧めします。

 

治療の適応となる方

  • 成人女性
  • 皮脂分泌の多い方(テカリのひどい方)
  • 生理前にニキビがひどくなる方
  • 生理不順のある方
  • 成人期に始まったか、悪化した方
  • あごひげの領域に限定した赤いニキビのある方
  • 胸や背中など広範囲にわたるニキビのある方
  • 鼻の下やへその周囲に多毛がみられる方
  • 他の治療法で適切な治療効果が得られない方

 

 

治療法について

用法・容量

1日1錠を毎日一定の時刻に計28日間連続で内服する。

翌月からも同様の方法で、繰り返し内服する。(月経開始第1日目から服用を開始する。)

 

低用量ピルを飲むことができない方

以下の項目に当てはまる方は、低用量ピルを飲むことができません。

 

  1. 乳癌、子宮頚癌、子宮体癌にかかっている方
  2. 原因不明の性器出血がある方
  3. 血栓症を起したことのある方、抗リン脂質抗体症候群の方
  4. 35歳以上で1日15本以上タバコを吸う方
  5. 前兆をともなう片頭痛のある方
  6. 血栓ができやすい体質の方
  7. 4週間以内に手術を予定している方や術後2週間以内の方
  8. 産後4週間以内の方
  9. 重篤な肝障害や肝腫瘍がある方
  10. 高血圧の方
  11. 糖尿病の方
  12. 妊娠中または授乳中の方
  13. 過去に低用量ピルに問題のあった方

 

副作用

一般的な副作用

飲み始めの時期には吐き気や頭痛、だるさ、むくみなどのつわりによく似た症状がよく見られます。早くて2~3日、長くても1ヶ月程度で気にならなくなります。

 

まれに見られる重大な副作用

  1. 血栓症(ふくらはぎの痛み・むくみ、手足のしびれ、鋭い胸痛、突然の息切れ、押しつぶされるような胸の痛み、激しい頭痛、めまい、失神、目のかすみ舌のもつれなど)
  2. 子宮頸癌
  3. 乳癌

医薬品医療機器等法において、避妊の効能・効果で承認されていますが、ニキビの改善については国内で承認されていません。この治療は、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。

*承認を受けていない医薬品・医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページをご確認ください。